不動産相場の調べ方
物件情報サイトで近隣の似たような物件と比較する
築年数や広さ、最寄駅からの距離などが似た物件を探してみましょう。
似たような条件とは以下の項目です。
●最寄駅
●最寄駅からの距離
●築年数
●面積(広さ)
●間取り 等々
坪単価や平米単価で比較してみましょう。
築年数や最寄駅からの距離などが似ていても面積(広さ)が違うと物件価格は大きく変わってきます。そこで面積の異なる物件の価格を比較するために※『坪単価』や『平米単価』を使います。※ 坪単価とは1坪(3.3㎡)あたりの価格で不動産価格を算出するための指標のひとつ
例えば100㎡のマンションAが5,000万円で売りに出ていた場合の平米単価、坪単価は以下のとおりです。
平米単価
5,000万円÷100㎡=50万円 1㎡あたり50万円
坪単価
5,000万円÷100㎡÷0.3025=165万円 1坪あたり165万円
では自分が売りたい物件の専有面積が60㎡でその他の条件はマンションAとほぼ同じだった場合、以下のように計算してみるとおおよその相場がわかります。
50万円×60㎡=3,000万円
ただ似たような条件の物件でも、面積が変われば平米単価や坪単価は異なるのが通常のため、あくまで相場を調べるうえでの参考としていただければと思います。(一般的には専有面積が広くなるほど総額が大きくなるため平米単価や坪単価は下げる傾向にあります。)
土地の相場を知るのに役立つ公示地価や基準地価
土地価格の相場を知るのに役立つのが公示地価や基準地価などの地価の情報サイトです。公示地価は毎年1月1日時点、基準地価は毎年7月1日時点の地価を不動産鑑定士が調査し国土交通省のサイトに掲載しています。 相場を知るうえで参考にしてみてください。
路線価図でおおよその地価を計算してみましょう。
路線価とは公示地価の8割を目安に国税庁が価格を定めているもので相続税などの計算で地価を評価するときに利用されるものです。道路ごとにその道路に面する標準的な土地の平米単価が千円単位で記されています。土地が面する道路に係れた金額に土地面積をかければおおよその価格が計算できます。(2つ以上の道路に面した土地や特殊な形状の土地などは計算方法が異なります。) ただしこれらの価格は都市部の商業地など不動産取引が過熱しているエリアでは公示地価と実際の取引価格に乖離がみられることも少なくありません。
いかがでしたか?マンション価格や地価の相場を調べる場合は、元となる価格の情報の意味や性質を理解したうえで参考にしていただければと思います。査定してもらう前におおよその価格を知るのと知らないとでは納得度が変わってくるはずです。